· 

「絆」第3号・マジックと健康寿命

高井戸マジッククラブ会報「絆」第3号(平成28年4月12日発行)より抜粋

会長:松永康男

入会資格は60歳以上のワケ

我がマジッククラブは、60歳以上が入会資格としてあります。

共通した「同じ世代で・同じ話題で」楽しむ。ジェネレーション・ギャップの少ない環境を作るという考えから生まれました。

男性も女性も、人生の大波小波・山あり谷あり・起伏の激しい決して平坦ではない世の中を、自分のことより家族や人のため、世の中のために働き続けて一段落の60歳です。

定年後の長〜い人生を、自分を楽しく面白く豊かな人生にしよう、という意図があります。

まず自分の周りにいる人達と会話が弾み仲良く親しくなる、そこで人が喜び楽しめる芸「マジック」が活躍します。

一年も学べばちょっと驚かせるような手品も。

誰でも身近に持っているハンカチ、ティッシュ、お札、コインなどを使って楽しめるのですから、経済的にも負担になりません。一年も学べば、ちょっと驚かせるような手品はできます。

発表会などに出演してステージに立てば気分も高揚し、人との交友の輪も広がっていきます。

平均年齢70歳と少し。皆とても元気です。

マジックは人を楽しませる芸でもあり、人の健康寿命を延ばす芸でもあるようです。

我がマジッククラブの平均年齢は、70歳代を少し超えていると思いますが、平成27年度の例会出席率は90%を記録しています。皆とても元気です。

 

ミスタープロ野球のジャイアンツ元監督・長嶋茂雄は脳卒中の後遺症に打ち勝ってテレビなどに出演していますが、野球と同じように少しでも良くなりたいと前へ前へという強い気持ちでリハビリに励んでいると聞きました。

 

もっと楽しませたい、楽しみたい、もっと驚かせたい、上手くなりたい。そんな前へ前へという気持ちは健康寿命をのばします。やって楽しく見て楽しいマジックに励みましょう。